2021MORIJOY-TEST森ジョイ 2021

第4回森JOY オンライン・リアル会場 2021.11.07 12:00〜15:00 参加費無料

  • 第4回森JOY
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  • 第4回森JOY

森の会場へ行こう! 森の会場へ行こう!

今年は、市民の森でも同時開催します!

お弁当や、レジャーシートを持参して、
一日森の心地よさを満喫してください。
オンライン生配信の様子も見られます。

参加するには事前予約が必要です
場 所
市民の森(鳩吹公園隣り)
日 時
2021年11月07日(日)
12:00〜15:00(雨天中止)
定 員
先着200名※要予約
費 用
無料
リアル会場タイムテーブル リアル会場タイムテーブル <お申し込みはこちらから>
当日はこちらから
コンサート
オープニングコンサート 12:00

「魂を揺さぶるピアニスト」平澤真希さんと「世界を魅了するオペラ歌手」高橋正典さんの共演で森 JOY がはじまります!

たき火のススメ
たき火のススメ 12:10

白鳥市長と柘植委員長らがたき火の魅力を語ります!

ぐりぐらとたき火(Web TVのみ)
ぐりぐらとたき火(Web TVのみ) 12:20

高遠の里山で活動している「おそと保育 ぐりぐら」。
自然界の宝物といっぱい遊んで、「たき火ランチ」をいただきまーす!

伐って、使う、お仕事トーク
伐って、使う、お仕事トーク 12:25

山仕事って何?林業の実際を紹介します。
そして伐った木を有効活用したい!
その取り組みをお伝えします。
金井渓一郎さん/金井山素材
盛太志さん/盛木材
松尾秀一さん/つなぐ里山

地域材でDIY!
地域材でDIY! 12:55

テーブル作ります!

小学生、森と木と学ぶ
小学生、森と木と学ぶ 13:05

森と木を授業に生かす先生たちが、自然とつながったときの子どもの成長伝えます!
木村仁志さん/伊那小学校
横山千佳さん/伊那西小学校
宮川美穂さん/西箕輪小学校
榎本浩実さん/(株)やまとわ

たき火パンのつくり方
たき火パンのつくり方 13:28

パン生地を森に持って行ってたき火で焼くとおいしいパンのできあがり。
美味しく簡単に作るコツを教えます。

赤松って面白い!
赤松って面白い! 13:45

松茸、経木、香り、家具、建材、に松料理!
藤原儀兵衛さんが語る松茸の魅力(VTR)のほか、村松美穂さんによる赤松料理のご紹介。
木を丸ごと使いきれる赤松の可能性をお伝えします。

楽しく竹林問題の解決を!
楽しく竹林問題の解決を! 14:14

楽しく竹林整備をしながら、竹を暮らしに役立てるヒントをお伝えします。
アトリエデフ環境事業チームのみなさん

シカナンソバができるまで
シカナンソバができるまで(Web TVのみ) 14:24

ミドリナプロデュースの「森に満たされる一皿」。
山根健司さんと長谷部晃さんの創作過程に密着しました。
https://sicanan.base.shop/

森のコンサート2
森のコンサート2 14:30

オープニングを飾った平澤真希さんと高橋正典さんによる森の中でのメインコンサート。
そして、伊那北高校合唱部と共演する「森のこえ」でフィナーレです!
平澤さんHP: http://hirasawa-maki.com/
高橋さんHP: https://www.masanorize.com/

森JOY 2021 レポート

2021年11月7日(日)、第4回「森JOY」が開催されました。

森に親しみ、ゆたかな未来を見つけるイベント「森JOY」。
今回は「たき火と森を感じる1日」をテーマに
伊那市 市民の森(ますみヶ丘平地林)とオンラインにて同時開催。
森のコンサートや、たき火を囲みながらのトークセッションが行われました。

会場へ足を運び、木々に囲まれながら森の気持ちよさを実感した方、
また、オンラインの画面を通じて炎のゆらめきを眺め、
会場と時間を共有しながら森の心地よさにひたった方もいたでしょう。

それぞれが思い思いに時を紡ぎ、森との関わりを深め合える、
これまで以上に自由なカタチでの「森JOY」となりました。

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今年度は、市民の森をリアル会場と位置づけ、感染症対策に十分留意しながらイベントを開催しました。また、伊那ケーブルテレビの協力のもと「伊那ケーブルテレビ112cn」「オンライン」による同時生中継も行いました。
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  • 伊那市ミドリナ委員会 バリトン歌手, 高橋正典さん 伊那市ミドリナ委員会 ピアニスト 平澤真希さん

    オープニングコンサート

    伊那市ミドリナ委員会 バリトン歌手 高橋正典さん
    伊那市ミドリナ委員会 ピアニスト 平澤真希さん

    やわらかな木漏れ日が降り注ぎ、落ち葉がはらはらと舞い散る森の中のステージ。今年の「森JOY」は、世界で活躍するバリトン歌手・高橋正典さんと、伊那市出身の魂のピアニスト・平澤真希さんのステージから幕を開けました。

    「森JOY 」の顔ともいえるお二人ですが、昨年度は新型コロナウイルスの影響により、高橋さんは東京からオンラインにて参加。
    今年は2年ぶりとなる”生の歌声”の披露です。
    曲は「You Raise Me Up」。平澤さんのピアノに合わせ、高橋さんの深く麗しい歌声が森中を駆け巡ります。オープニングにふさわしい素晴らしい演奏に、会場から大きな拍手が巻き起こりました。

  • 伊那市 白鳥 孝市長, 伊那市ミドリナ委員会 柘植 伊佐夫委員長

    たき火のススメ

    伊那市 白鳥 孝市長
    伊那市ミドリナ委員会 柘植 伊佐夫委員長

    続いてのプログラムは、白鳥市長と柘植委員長による「たき火」をテーマにしたトークセッションです。

    趣味が「たき火」だという白鳥市長。幼少時代には家にいろりがあり、鍋を囲んで家族で集まるなど「私の原風景の中にはいつもたき火があった」と振り返ります。現在も休日にたき火を楽しむことが多いと話し「生きる事とたき火はセット。そんな風景が私たちの身近にずっとあって欲しい」と語りました。
    一方、2年ぶりに東京からかけつけた柘植委員長は「オンラインではなく、生の会場に足を運べたことで心に響くものがありますね」と感無量。
    東京に住んでいると森と接する機会は少なく「だからこそ、地元に帰って『たき火』を体感したいという思いが強かった」と話します。
    「せわしない毎日の中でも(たき火があると)時間の流れが変わる。そういう瞬間を少しでも自分の生活の中に入れられたら」と語りました。

    白鳥市長による「たき火の実演」では、市長直伝のたき木の組み方と、豪快かつ素早い手法で点火に成功!その手慣れた様子に会場からも「おおー!」と歓声があがりました。

  • おそと保育 ぐりぐら(伊那市高遠町山室)

    ぐりとぐらとたき火 ※zoom中継

    おそと保育 ぐりぐら(伊那市高遠町山室)

    さまざまな場所をzoomを通じてつなぐ中継リレー。第一弾は森のようちえん「おそと保育 ぐりぐら」のみなさんです。

    「子どもが子どもらしく輝く時間と空間をプレゼントしよう」と、自然の中での保育を行うぐりぐら。いつもたき火でお味噌汁を作って楽しむそうですが、今回は特別版として「シチュー」が調理されました。枝の先に生地をつけ、火にかざして焼く「たき火パン」を楽しんだり、たき火の周りを駆け回ったりと、子どもたちはいつでものびのび、元気いっぱい!参加するお母さんたちも「自然の中でのんびりするのがとても楽しいです」「子どもに木の体験や火の魅力を知ってもらいたくて参加しています」「火で炊くお味噌汁はとってもおいしいです!」と話します。
    「いつでもぜひ来てください!待ってま〜す‼︎」という明るい言葉で中継は締めくくられました。

  • 金井山素材 金井渓一郎さん, 盛木材 盛太志さん, つなぐ里山 松尾秀一さん, 伊那市ミドリナ委員会 ラーチアンドパイン 大平英一さん, 伊那市ミドリナ委員会 (株)やまとわ 中村博さん

    伐って、使う、木のお仕事トーク

    金井山素材 金井渓一郎さん
    盛木材 盛太志さん
    つなぐ里山 松尾秀一さん
    伊那市ミドリナ委員会 ラーチアンドパイン 大平英一さん
    伊那市ミドリナ委員会 (株)やまとわ 中村博さん

    たき火を囲んでのトークセッション。続いては、森の木を切り、その木を有効に活用しようとさまざまな取り組みを行う3名の方々と、ミドリナ委員会の大平さん、中村さんが登壇し、木のお仕事トークを繰り広げました。

    最初にVTRで紹介されたのは、金井さんと盛さんの日常の仕事の様子です。
    「長期的な山づくり」を信条に、山の所有者さんの意向を汲みながら「それぞれの木」の個性にそった販売方法を実践している金井さん。
    「木を伐るのは手段。木が上手に使われることで所有者さんに喜んでもらう。また木を伐ることで残された森が良い環境になっていくことが目的」
    「1本の木が育つのに50年、100年はかかる。その間に家族や地域の人が関わり、そこに絆みたいなものが生まれたら」などと思いを語りました。

    一方の盛さんは森林整備事業を営むため、21年前に東京から移住。木を伐るだけでなく、薪、炭焼き、板材などさまざまな展開を行っています。師匠・伊東修さん(92)からは「木の伐りかただけでなく山での生き方を教わった」と話す盛さん。使いたい人に直接木を届けたいと、ショールーム兼倉庫をオープンし、一般の方でも好きな木を1枚から購入できる仕組みを作りあげました。

    また、松尾さんは伊那谷全域に渡り木を伐採して搬出する事業をスタート。伊那市に多く自生する「アカマツを生かしたい」という気持ちを強く持ち、製材や精油の抽出を行いながら、その利用法を模索しています。

    (株)やまとわを営む中村さんは「3人は、使う方にいかに価値を提供してくのかを常に考えているところがすごい。市場と山の方々の情報がもっとつながっていけば良いと思う」と話し、販売の仕組み作りや木の仕事を受け継ぐ次世代の人材育成にまで話が及びました。

    3人のようにイキイキと楽しみながら木の仕事に携わる人が増えていけば「木のお仕事」の未来も大きく広がっていくはず。そんな可能性を感じさせてくれる座談会となりました。

  • 伊那市役所50年の森林推進室 伊藤満さん

    市民の森の歩き方

    伊那市役所50年の森林推進室 伊藤満さん

    伊四季を通じてさまざまな楽しみ方ができる市民の森。「森JOY」などに参加した方でなければなかなか足を運ぶ機会もないかもしれませんが、実は普段から自由に入ることのできるおすすめの散策スポットです。
    ここでは「市民の森の歩き方」と題して、ある子ども連れの家族が森を訪れ、心地よいひとときを過ごす様子がVTRで紹介されました。

    鳩吹公園をスタートし、柵を開いて森の中へ入ります。動物たちを象ったチェーンアートをみちしるべに、どんどん奥へ。進んだ先に「森JOY」の会場にもなっている「広場」が現れます。

    到着したらミルで豆を挽き、コーヒーを淹れてホッとひと息。セミの抜け殻を見つけたりかけっこをしたり、経木を日の光に透かして遊んだり…。森の中は楽しい発見がいっぱいです。
    「春は山菜採り、夏は涼みに、秋はキノコ狩り、冬は雪の世界など、シーズンを通して市民の森にはさまざまな楽しみ方があります。ぜひみなさんも足を運んでください!」と伊藤さんが呼びかけました。

  • 伊那小学校 木村 仁志先生, 西箕輪小学校 宮川 美穂先生, 伊那西小学校 横山 千佳先生, (株)やまとわ 榎本 浩実さん, 伊那市ミドリナ委員会 浜田久美子さん

    小学生、森と木と学ぶ

    伊那小学校 木村 仁志先生
    西箕輪小学校 宮川 美穂先生
    伊那西小学校 横山 千佳先生
    (株)やまとわ 榎本 浩実さん
    伊那市ミドリナ委員会 浜田久美子さん

    「森や木との関わり」を小学校の授業に取り入れている3人の先生方が登壇。それぞれの学校に森のサポーターとして加わっている(株)やまとわの榎本さんも交えて、普段とはちょっと違う子どもたちの様子、先生たちの思いなどが発表されました。

    ・木村先生は伊那小学校の6年生を担当。このクラスでは4年生から林での学びを楽しんできました。4年生で取り組んだのは、おうち作りや川遊び、巣箱作り、木の実のジャム作りなど。5年生では「林の中でBBQをしたい!」と間伐材を使った炭作りに取り組みました。6年生となった今年は「林の中で使う家具を作りたい」とイス作りに挑戦しているといいます。林で自分の好きな木を選び、伐り、皮をむき、ホゾを作り、釘を一本も使わずに作り上げる天然のイス。「子どもたちは木の柔らかさやあたたかさを感じ、ホゾ組みで木の強さも体感しています」と木村先生。「林での暮らしづくり」を学習の基盤に、自然と共存することの大切さを感じながら多くのことを学んでいます。

    ・横山先生は西箕輪小学校の4年生を担当。女子6人のクラスです。敷地内に広い学校林を有する同校。子どもたちは森や木と身近に触れ合いながら学校生活を送っています。3年生の総合学習の時間、児童たちから「林間での活動がしたい」との声が挙がり、まずは林の中へ。木苺や桑の実を発見し、ジャムに加工しました。とてもおいしくできたため「全校のみんなにも食べて欲しい」と「森のジャム屋さん」を開いたところ大好評!その後も山菜で「おかずやさん」、朴葉まきの「おやつやさん」、5種のジャムをつかった「かき氷屋さん」など次々に実施しました。「子どもたちはこの活動を通じて、新たな林間の魅力を発見し、その素晴らしさを全校生徒にも発信することができました」と横山先生。ちなみに現在は林の中で「映画」を撮影中だそう。どんな作品が完成するのか楽しみです。

    ・宮川先生は伊那西小学校の6年生を担当。子どもたちは自分で伐った木を材料にした「スプーン作り」に取り組んでいます。「5年生で林業について学びました。その発展として自ら林に入って活動したことで、教科書では学ぶことのできなかった新たな驚きや発見がありました」と宮川先生。学校林の木を伐り、ナタで割って角材に。その後、クラフトナイフで丁寧に削りながらスプーンへと形作っていきます。子どもたちから寄せられた感想の中で印象深かったのは「切った木を大切に使うということは食べ物を残さずに食べるのと同じなんだね」という言葉。木を伐る際には提案書を書いて市役所へ提出したり、製材所へ見学に出かけるなど、自主的に取り組めたことも大きな学びにつながりました。

  • 山頂から中継 ※zoom中継

    山頂から中継 ※zoom中継

    伊那市を代表する東駒ヶ岳(甲斐駒ヶ岳)から積雪のある山頂の風景が届けられました。

  • 伊那市ミドリナ委員会 バリトン歌手 高橋正典さん, 伊那市ミドリナ委員会 ピアニスト 平澤真希さん

    森のコンサート1

    伊那市ミドリナ委員会 バリトン歌手 高橋正典さん
    伊那市ミドリナ委員会 ピアニスト 平澤真希さん

    オープニングで素晴らしい音楽を奏でてくださったお二人が再びステージへ登場。1曲目は高橋さんによる「At the River」です。アメリカの作曲家・コープランドが賛美歌のメロディをアレンジして作ったというこの曲。悠然たるメロディーとエレガントな歌声が観客を魅了しました。
    続いて平澤さんによるラフマニノフ作曲の「パガニーニの主題による狂詩曲より第18変奏」。本来であればオーケストラをバックに弾くというこの曲ですが、ピアノの旋律のみで叙情性豊かに奏でられました。

  • 伊那市ミドリナ委員会 小林健吾さん, 伊那市ミドリナ委員会 平賀裕子さん, 伊那市ミドリナ委員会 日比谷松本楼 小坂文乃さん

    赤松っておもしろい!

    伊那市ミドリナ委員会 小林健吾さん
    伊那市ミドリナ委員会 平賀裕子さん
    伊那市ミドリナ委員会 日比谷松本楼 小坂文乃さん

    全国有数のマツタケの産地でもある伊那市。
    マツタケ専門65年の名人・藤原儀兵衛さんが語る「マツタケの魅力」がVTRにて紹介されました。手厚い森林整備を実践し、群を抜いたマツタケ生産量を誇る藤原さん。農家の方に収入を、と自らあみだしたノウハウを広く公開しています。
    藤原さん曰く、マツタケのできる山は健康で「松枯れ病」にかかりにくい可能性があるとのこと。「CO2の問題もある中で、マツタケを採りながら、元気のいい松を育てていくことが大切」と話しました。

    続いて「アカマツを使った料理」をテーマに、松フードリサーチャーの村松美穂さんが手がけたバラエティ豊かな料理が登場!「松葉とまつぼっくりのたきこみごはん」をはじめ、松で発酵した「ヨーグルト」、豆乳を使った「松のチーズ」、それを使った「キッシュ」「チーズケーキ」、「ジェノベーゼ」や「松葉の衣で天ぷら」「松葉の衣でフライ」「松ぼっくりのジャム」など、さまざまなメニューが紹介され、会場から驚きの声が挙がりました。

    マツタケ、経木、家具、建材、松料理以外にも、お茶、炭、ビール、ハーブウォーター、エッセンシャルオイルなど、アカマツを素材にした多彩な商品があります。幹だけでなく、枝や葉っぱまで丸ごと使い切ることができるアカマツの可能性を改めて感じられるひと時となりました。

  • 伊那市ミドリナ委員会 山下舞弓さん

    山頂から 簡単アウトドアクッキング ※zoom中継

    伊那市ミドリナ委員会 山下舞弓さん

    伊那市ミドリナ委員の一員であり、現在YouTuberとしても活躍中の山下さん。運営する「オトナ女子の山登り」は登録者数4.9万人を誇る人気チャンネルです。
    そんな山下さんが今回訪れたのは高烏谷山(伊那市富県)。標高1331m、中央アルプスや南アルプス、伊那谷を見渡すことのできる眺望豊かなスポットです。披露されたアウトドアクッキングは「鹿ソーセージのホットサンド」。とみがたベーカリーの食パンに、道の駅で入手したざんざ亭のジビエソーセージ、とろけるチーズ、千切りのキャベツをたっぷり挟み、愛用のホットサンドメーカーとガスを用いて手慣れた様子で調理していきます。焼いている途中、高烏谷山の魅力を熱心にレポートしてくれたためちょっぴり焦げてしまいましたが、ジビエの力強さがあふれるおいしいホットサンドが完成しました。

  • 伊那市ミドリナ委員会 三木敦朗さん

    初披露!森の移動オフィス ※zoom中継

    伊那市ミドリナ委員会 三木敦朗さん

    信州大学農学部の森林・環境共生学コースで助教授をつとめる三木さんが「森のモバイルオフィス」の試作品を披露しました。
    眺めの良さや香り、心地よさに加え、夏はひんやりと涼しい森の環境。コロナ禍の影響でテレワークが普及する中、森へ自由に運び入れられるモバイルオフィスを開発することで「エアコン使用による二酸化炭素の排出量を減らせるのでは」と考えたのが開発のきっかけです。
    壁には、風を通しつつ、蚊や虫を防ぐために網戸(?)を設置。「この中で読書や仕事をすることで、日ごろは森に関わりがない方でも簡単に森と関わることができます」と三木さん。横幅60cmは道路交通法で「押して歩くことができるギリギリのサイズ」とのこと。床を折り畳み、足を入れれば自由自在に歩いて移動できるユニークな仕組みです。「この試作品を元に、よりよいものを作っていきたい」とのことで、今後の発展に期待が高まります!

  • 伊那市ミドリナ委員会 平賀裕子さん, 伊那市役所50年の森林推進室 内山輝美さん, アトリエデフ環境事業チーム 植松和恵さん・田中彩さん

    楽しく竹林問題の解決を

    伊那市ミドリナ委員会 平賀裕子さん
    伊那市役所50年の森林推進室 内山輝美さん
    アトリエデフ環境事業チーム 植松和恵さん・田中彩さん

    旺盛な成長力ゆえに他の植物を侵食し、樹木の健全な成長を阻害する竹。伊那市50年の森林(もり)ビジョンの中でも、竹林問題は大きな課題となっています。
    今回登壇いただいたのは、アトリエデフ環境事業チームの植松さんと田中さん。アトリエデフは長野県上田市に本社を構え、日本の山を守り育てる活動を行いながら、自然素材での家づくりを提案する工務店です。

    アトリエデフが取り組む「楽しく竹林プロジェクト」では、大人も子どもも楽しく竹林問題に向き合うことがテーマ。竹林を整備し、竹を使いながら「豊かな資源」として新たな価値を見出すことを目的としています。

    竹とうろうなどを作るワークショップをはじめ、「竹炭」づくりを行い土壌改良に活用したり、石鹸、猫砂など加工品の商品開発にも取り組んでいます。また、枯れた竹は、薪ストーブやたき火などの焚き付けとしても最適。トークセッションの合間にも実演が行われ、あっという間に炎があがりました。

    一方、伊那市でも竹を利用した「メンマ」を開発中。また、新山整備隊のみなさんも伐採した竹を使った「竹炭」「竹粉」を製品化しているそうです。
    「竹はいろいろなところで使えますし無駄になりません。循環する資源として長く使ってもらえるはず」と田中さん。一方で、竹やぶに手を付けられなくて放置している持ち主の方と、竹を使いたい人とをつなげるプラットホームの必要性についても話が展開しました。

  • 伊那市ミドリナ委員会 壱刻 山根健司さん, 伊那市ミドリナ委員会 ざんざ亭 長谷部晃さん

    シカナンソバができるまで ※VTR

    伊那市ミドリナ委員会 壱刻 山根健司さん
    伊那市ミドリナ委員会 ざんざ亭 長谷部晃さん

    蕎麦職人・山根健司さんとジビエ料理人・長谷部晃さんのコラボレーションにより生まれた「シカナンソバ」。ミドリナ委員会のプロデュースのもと、第2回「森JOY」から販売され、毎年大きな反響を呼んでいます。 「森そのものを食べる」この究極のそばがどんな風に生まれているのか、今回は商品開発の様子をVTRにて紹介。山へ分け入り、食材との出会いを楽しむ長谷部さんの姿や、巧みな手捌きで「食材と活かし合う蕎麦」を打つ長谷部さんの姿が披露されました。 https://sicanan.base.shop

  • 伊那市ミドリナ委員会 バリトン歌手 高橋正典さん, 伊那市ミドリナ委員会 ピアニスト 平澤真希さん, 伊那北高校合唱部のみなさん

    森のコンサート2

    伊那市ミドリナ委員会 バリトン歌手 高橋正典さん
    伊那市ミドリナ委員会 ピアニスト 平澤真希さん
    伊那北高校合唱部のみなさん

    イベントのフィナーレを飾ったのは森のコンサートです。
    1曲目は、高橋さんによるモーツァルトの名曲「Ave Verum Corpus」。森にこだまし、360度すべての方角から降り注ぐ壮麗な歌声と、その世界観に会場中が魅了されました。続く2曲目は平澤さんによるピアノソロ「ダッタン人の踊り」。華やかで透明感のある旋律が木々の間を抜け、自然と調和したメロディが森中に満ち溢れました。

    3曲目は「森へ〜伊那西小学校のメッセージによる〜」です。
    これは、市民の森に一番近い伊那西小学校の全校生徒から寄せられた「森へのメッセージ」を、絵本作家の松村雅子さんが「言の葉集め」として紡いだもの。伊那北高校合唱部のみなさんの朗読により披露されました。

    最後を飾ったのは、ミドリナ委員会の柘植委員長が作詞、 伊那市出身の天山さんが作曲したオリジナル曲 「森のこえ」です。
    「幼いころからのノスタルジックな森の印象を思い返して書いたのがこの詩」と語る柘植委員長。
    移りゆく森の姿を情景豊かに描き出した歌詞と深遠なメロディーが、伊那北高校合唱部9名のメンバーの伸びやかな歌声により一層の輝きを放ちました。

  • 伊那市 市民の森(ますみヶ丘平地林)では、「たき火」のみを用意。

    リアル会場

    今年も森の中には「リアル会場」を用意。事前予約制、人数制限の形をとりながらも、森の心地よさにひたるひとときを提供しました。

    この日はお天気にも恵まれ、心地よく過ごしやすい一日に。
    たき火の周りでは「たき火パン」や「マシュマロ」を焼いて食べながらニコニコ楽しむ親子連れや子ども達の姿が見られました。

    多用途ブロック「キーズ」の体験スペースや、森の素材でクリスマスの飾りを作るクラフトコーナー、地元材を使ったDIY体験コーナー、ハンモックコーナーをはじめ、森にまつわる本を集めた「森の図書館」も設置され、好きな本を自由に手にとり、パラパラ眺める人の姿もありました。

    また、専門の道具や斧を使った「薪割り体験」コーナーでは、豪快に薪が割れると同時に大きな歓声が上がる場面も!子どもたちの元気な声が響く中、大人も童心に帰りながらそれぞれに自由な森でのひとときを楽しみました。