第6回森JOY(もりじょい)2023レポート 2024.03.01 森JOY

2023年11月5日、第6回「森JOY」が開催されました。

2023年11月5日、秋晴れの空の下、第6回目となる「森JOY」が開催されました。会場はもちろん、伊那市 市民の森(ますみヶ丘平地林)。穏やかな秋の陽気も手伝って、会場にはじつに1000人の参加者が集まりました。

今年のテーマは「森でわきあいあい!」。「森を感じ、味わい、遊び、語り合う一日」という森JOYのコンセプトに相応しく、開会直後から森のなかでは慣れた様子で椅子やテーブルを広げたり、焚き火で食材を焼いたり、薪割りを楽しんだりする光景があちこちに。6回という継続のなかで、着実に森が市民の暮らしに浸透していることを感じさせてくれます。

森JOY6th
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朝一番のミニイベントは、「おたにゃんとイーナちゃんカルテット」による宮沢賢治の紙芝居「狼森と笊森、盗森」から。昔ながらの紙芝居台の前には子どもたち、大人たちの輪が生まれ、秋色の森が物語と音楽の世界にぴったりの舞台装置となりました。
キッチンカーや飲食ブースにも、早速小さな列があちこちに。森の中で食べるごはんやおやつは、いつにも増して美味しくて、おなかを満たしてくれます。

森JOY6th
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11時30分からは、お待ちかね「森のコンサート」。
開演に先立ち挨拶をした白鳥孝伊那市長とミドリナ委員長で伊那市名誉市民の柘植伊佐夫さんは、多様な森の木々が飾られたステージに着目。「すべての葉っぱに、平等に光が当たって動いていくなあと見ていました」「平地林があることそのものも、と白鳥市長が話すとおり、太陽の移ろいとともにこの日一日かけて、ステージの表情は豊かに変化していくことになります。

森JOY6th
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バリトン歌手の高橋正典さんによる「The Lord’s Prayer(新約聖書より祈祷文・作曲/アルバート・ヘイ・マロット)」からはじまったコンサート。平澤真希さんの「幻想即興曲 作品66」(作曲/フレデリック・ショパン)など、朝の始まりにぴったりの優しさや幽玄さを感じさせる第一部、「キラキラ星変奏曲より5変奏」や、「故郷(ふるさと)」など、大人から子供まで楽しめる楽曲で盛り上がった第2部。そして第3部は、伊那市内4小中学校の児童生徒が歌声や木の笛の演奏を披露し、高橋さん、平澤さんとの共演を果たしました。(参加学校:伊那小学校智組/西春近南小学校 有志/伊那小学校 5年智組/東春近小学校 合唱部/春富中学校 合唱部)
「この舞台に立つことが念願だった」という学校もあり、演奏を終えた子どもたちの満ち足りた表情も印象的でした。

森JOY6th
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ハンモックで揺られたり、伊那谷の間伐材を使った組み立て家具キット「KEES」で遊んだり、アスレチック、薪割り、花炭づくりを楽しんだり。ミドリナ委員を中心に企画された催しはどれも大好評。「森でわきあいあい!」の言葉どおり、森に笑顔と歓声が響く一日となりました。

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ミドリナ委員会はこれからも、市民と森とをつなぐ企画を実施する予定です。次回も多くのみなさまのご来場を、この森でお待ちしています。

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