伊那市ミドリナ委員会では、2066年の伊那市が目指すソーシャルフォレストリー都市の姿を「浸透する森」と表現し、構成する要素として下記の3つを挙げました。
森が地域をつなぐ
森が暮らしを支える
森が仕事を育む
2021年から開催している「midorina 森のマルシェ」は、まさにそれを体現した催しだと考えています。
伊那市内や地域の林業関連事業者や木工作家、森に関わるメニューを提供してくれる飲食店などが参加し、森の魅力を感じ、楽しむためのマルシェを開きます。
それは一見すれば手工芸品を販売・購入するクラフトマルシェと変わらない光景かもしれません。しかし、こうした場に林業者が参加するような事例は、これまでほとんどなく、現在、伊那市がパイオニアとなって取り組んでいます。
さまざまな立場の人が集うことで、知恵や関係性を持ち帰り、それぞれの日常に生かすことができたなら、これもまたソーシャルフォレストリー都市実現への大切な一歩と言えるのではないでしょうか。
森のマルシェはこれまで、森の中だけでなく、街の中や公園、製剤所の敷地などでも開催してきました。どこにいても、私たちは森とつながっている、つながることができる。そんなメッセージを胸に、これからも多くの事業者や市民の皆様とともに開催を重ねていきます。
10/5
12/7