『老松場の丘・古墳公園』整備委員会

テーマ 身近な里山を活かす(親しみのもてる里山へ環境改善と景観の育成)

里山は私たちの生活のすぐ近くにあります。しかし最近はどこの地域でも雑木が生い茂り雑草が繁茂し、山に入ることも近づくことも出来ないような厄介な場所になってしまっています。私たちはそうした場所に手を入れ、地域の環境改善と山や木立の景観を良くしていきたいと考えています。
中心に位置する「老松場古墳群」は発掘調査が進みシンボル的な存在となってきました。地域の皆さんが昔のように気軽に山に入り、自然とふれあいそして山の良さを知り、親しみを持ち憩いの場所となるよう願っています。

① 整備の目的
小さな子供からお年寄りまで、大勢の老若男女が集い触れ合う交流の場として、また古木の桜・古くからある石仏や社など故事の伝承の場となるような公園作りを考えています。具体的に利用方法を挙げます。
*古墳公園とその周辺;自然を活かした憩いの場と古墳の活用(春のさくら、藤棚のふじ、秋のもみじ、前方後円墳と円墳の古墳群、石仏など)
*保育園や小学校の子供たちに;お散歩の道と体験学習の場(山作業の見学、きのこの駒打ち、木のメダル作成、植樹、門松作りなど)

② 整備の内容
平成26年度から、国の交付金(森林・山村多面的機能発揮対策交付金)を活用して古墳公園と周辺の里山整備に取り組んでいます。
<古墳公園>
 *7つの古墳が見えるように雑木の除去
 *古墳をめぐる遊歩道の整備(ウッドチップを敷く、不要萌芽の除去)
 *松くい虫被害を受けたアカマツの伐倒、片付け(5年間で約260本)
 *常緑の松を20世紀の大木として残す、松林の存続
 *正面入り口にモニュメント、各地の枝垂れ桜を植樹
<周辺の整備>
 *雑草木の刈払いにより「堂洞の山裾」を広く明るく(山裾の景観美)、「林道東原線・中原線」を明るく安全に(木立の景観美)
 *桧林の間伐により「林道」や「前坂道」を明るく(檜の木立の美林)
 *河岸段丘急崖部の竹林の間引きにより明るく健康的に(京都の竹林風)
 *「堂洞」へもみじ、約300m、「保育園横」へ花桃、約100m植栽
 *通学路のサワラの大木の伐倒、枝切りにより明るく安全に(環境改善)

住所:伊那市東春近中組老松場

電話:0265-96-0756(井上)

FAX:電話と同じ

■ この活動の強み

多種多様な経歴の集まりであるため、様々な課題解決に有効に取り組むことが出来ている。そしてその技術・経験が皆に共有されてきている。

■ 今後、チャレンジしたいこと

この活動の継続性のあり方について

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